「カリスマ」エディ・スリマン:サンローラン・セリーヌの変革者

 

こんにちは、ジェシカです。

 

いきなりですが、

エディ・スリマンは世のファッションの主流を変えた、

正にファッションのカリスマ的革命家だと思ってます。

 

これに賛成してくれる人は多いはず。

 

今回はそんなエディ・スリマンについて思うことを書いていきます。

エディがディオールオムで作り上げた新時代

エディ・スリマン(Hedi Slimane)は、1968年生まれの現在51歳。

パリ出身。

 

こちらが彼。

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これは一体何年の写真か分からないけど、でもエディって、いつ見ても見た目が変わらない気がする。

いつでもヤングでエッジの効いた雰囲気というか。

 

だから現在の年齢が51歳って聞くと驚いてしまう。

 

 

私が彼を最初に知ったのは、彼がDior Homme(ディオールオム)にいた頃。

 

あれは正にファッションの革命でした。

 

ビックリするような細身のスタイルを打ち出して、その最高にクールな装いが日本でも火が点き、それから男性たちは細身のジーンズやパンツを履くようになった。

 

しかもそれだけじゃなく、それ以降の世の中のファッションの主流が“細身”になった。

これは男性だけじゃなくて女性の服も。

 

それが2003年から2004年頃のこと。

今から15、6年前の話です。

 

 

「え? それ嘘でしょ?」って思うかもしれないけど、いやいや、本当なんですって。

 

現在誰が疑うこともない細身スタイルの主流は、エディが作り出した功績だと私は信じてる。

ていうか、絶対そうなんです。

 

それまでのファッションっていうのは、細身って言っても、スキニーみたいな細さって人々の服装の主流ではなかった。

どちらかというとパンツも少しダボつきがあったし、今ほどピチピチスリムではなかった。

 

男性のスーツの変化を見ればよく分かります。

20年前のスーツは太めとまではいかなくてもダボつきがあって、ジャケットも3つボタンだったし。

今から見ると野暮ったさがあるし、現在おじさんたちが着ているスーツはまだそんな感じ。

 

でも、今男性が着ているスーツはほとんどが細身。

特に若い人がおじさんみたいな野暮ったさが見えるスーツは着てない。

みな、細身でシュッとしてるでしょ?

 

 

だからね、

そのトレンドを生み出した張本人こそ、このエディ・スリマンなんです。

 

 

本当、エディはそうやって世の中の主流を細身クールに変えた。

服装から“無駄”を排除したのね。

 

それまでは現在のスキニーのような細身って、パンクファッションとかしてる人のものだったんだよね。

黒い細身のパンツ履いて、ウォレットチェーンぶら下げてジャラジャラ鳴らして。

 

でもエディはそういう人達を愛し、インスパイアを受けているので、それを一般人の日常服にまで落とし込んだ。

ロックンロールやパンクにあった“記号”を、一般の人々の日常服へと取り入れたのね。

 

 

「え? でもさ、エディって人はハイブランドのデザインをしてるんであって、普通の人が着る服のデザインをしてるわけじゃないんでしょ? じゃあ、一般人の服とは関係なくない?」

 

違ーーう。そうじゃない。

 

ハイファッションなんて私には関係ないと思っている人はとても多いと思うけど、ハイファッションこそ世の中のファッションのトレンドを作っているんだよ。

 

 

これは映画『プラダを着た悪魔』でも言われていることだけど、山から流れてくる川の水と同じ。

 

高いところから流れてくる川の水が、やがて広大な海になる。

 

つまり、ハイファッションで生み出されたファッションが、やがてファストファッションに影響を与え、気がつけばいつの間にか人々の間で当たり前になっているということなの。

 

だから、ファッションなんて興味ないって言ってる人も、知らないだけでハイファッションの影響はしっかり受けてるんだよ。

 

 

トレンドは、ハイファッションから始まり、ユニクロやZARAやイオンモールにあるようなアパレルショップの商品へとしっかり反映されてる。

 

だからこそ、そういう意味でもファッションウィーク(パリコレ)でのファッションショーっていうのは、世の中的に重要なんです。

 

 

数年前、ジャケットやコートを下げて肩を出して着るスタイルが流行ったけど、あれもバレンシアガのデムナ・ヴァザリアが打ち出したスタイルだった。

 

あんまりカッコいいので、これ絶対流行るだろうな〜と思っていたら、本当に流行った。

 

これ。

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このように、ハイファッションっていうのは、知らず知らずのうちに、世の中のファッショントレンドを変えているんです。

なんとなく自然に「世の中の主流が細身になった」わけではないんですね。

 

だからこそエディは凄いって、私も世間も言うわけです。

 

エディのサンローラン時代

先に述べたように、エディはディオールオムで世界のファッションを変えたのだけど、

エディはディオールオムに来るその前に、『イヴ・サンローラン・リヴ・ゴーシュ』にて、すでに細身のルックを打ち出していました。

 

こちらがそのコレクション動画。

 

今見ると約20年前を感じるデザインではあるし、ちょっと古さも感じてはしまうけど、でも当時打ち出されたこのコレクションは大きなセンセーションを巻き起こしたに違いない。

 

当時のGacktがこのような格好をしていたようにも思う。

 

 

ここから数年後、ディオールオムに抜擢されたエディは世界的な“細身革命”を起こしたのだから、この時からもうすでにエディの信念は決定していたんですね。

 

そしてそのエディの信念は、2度目のサンローランを務めたときも、セリーヌを務めている現在も変わっていない。

 

 

2012年から彼は、サンローランで再び能力を発揮します。

 

就任後初のコレクションの美しさは、私は未だに忘れずに覚えているし、エディのファンもきっとそうだと思う。

 

スモーキング(タキシード)を見て「かっこいい」の一言しかなかった。本当に。

 

これがその動画。

 

エディが作るスモーキングやスーツはディオールオムの頃から高い評価を受けていて、あのカール・ラガーフェルドもエディの作るスーツが来たくて−40kgのダイエットを行ったほど。

 

ちなみにエディがカールのために作ったスーツには、『SAINT LAWRENT』のロゴじゃなくて、『Karl Lagerfeld』とカールの名前を入れていたそうです。

これはカールが『ムッシュー・サンローラン』の名前を着るのに抵抗があることにエディが気を遣ってのことだそう。

 

 

というわけで、エディはサンローランでも自身の信念をブレずに打ち出しました。

 

エディ時代のサンローランは、特にメンズがかっこよかったなぁ。

 

エディ効果でサンローランは、とても多くの新規ファンを得たことでしょうね。

 

ちなみにこのエディ時代のサンローランの服を私も数点持っています。

 

ファッションの世界はすぐに移り変わってしまうもの。

だからこそ永遠の宝物ですね。

 

エディがセリーヌに就任した衝撃

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セリーヌのフィービー・ファイロが退任して、その後継にエディが発表されたとき、おそらく多くの人が衝撃と驚きを得たと思う。

 

あのエディがセリーヌに?

 

エディが作るセリーヌってどんな感じなんだろう?

 

とても気になった。

 

 

エディのセリーヌ就任をとても否定的に見てる人は多いと思う。

 

なぜなら、エディはどのブランドに行ってもエディ節全開だから。

 

でも違う。

 

エディはそのメゾンの技術や雰囲気をしっかり取り込んだ上で、自分の信念を出している。

 

 

正直私も最初のコレクションを見たときは少し落胆した。

これまでのセリーヌから様相が全然変わってしまったから。

 

でも、実は生み出された洋服は、動画で見るのと雑誌で見るのと直接見るのとでは感じ方が全然違う。

 

1つの媒体でうーんと難色を感じるものでも、別の媒体で見てみると素晴らしいものに見えることがよくある。

 

エディのセリーヌも、動画では手放しで喜べなかったけど、数ヶ月後にファッション誌で見たときは素晴らしいなと思った。

 

エディはセリーヌの味をちゃんと取り入れながら自分を出してる。

そう思えた。

 

なんでもかんでも好きなように自分を出してるんじゃないんだ。

ちゃんと計算して生み出している。

 

 

エディの作風を苦手な人も多いと思う。

その反面、熱狂的に好きな人もたくさんいる。

 

今月もまたプレタポルテショーがあるけれど、おそらく劇的なデザインの変化はないはず。

 

でも、そのブレないかっこよさを待ち望んでる人はたくさんいる。

 

変わることの良さと、変わらないことの良さ。

そのどちらもがあるからこそ、ファッションは素晴らしい。

 

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エディよ、いつまでも

というわけで今回はエディ・スリマンについて思うことを色々と書いてみました。

 

知っていようといなかろうと、現在の日本のファッションはエディの影響を大きく受けています。

現在の細身スタイルはエディから始まったと私は信じていますから。

 

 

エディの人気が衰えるときってあるのかな。

 

それはきっと、エディがそうしたように、エディのスタイルが古いと思われちゃうくらい革新的なスタイルを打ち出すファッションデザイナーが現れたときだと思う。

 

そのとき、エディの人気は低迷するんじゃないかな。

 

でも、カルトなファンはずっと支え続けるだろうけどね。

 

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