ジャンパトゥを知る:香水の女王ジョイ&ギョーム・アンリまで

 

こんにちは、ジェシカです。

 

今回は、パリを拠点とするハイブランドであり、

現在はブランド名を『PATOU』に刷新した、

『JEAN PATOU(ジャン・パトゥ)』について知るためのガイドを書いていきます。

 

ジャン・パトゥの美しく深い歴史

まずは「PATOUとはどんなブランドなのか?」についてから始めましょう。

 

創業者であるジャン・パトゥは、

1880年にフランスのノルマンディー地方で生まれました。

 

彼の写真がPATOU公式Instagramに投稿されています。

 

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彼と同時代を生きたファッション・デザイナーの

ココ・シャネルが1883年生まれなので、

彼はマドモワゼル・シャネルの3つ上ということになります。

 

ちなみにクリスチャン・ディオールの創業者である

ムッシュ・ディオールは1905年生まれなので、

パトゥやシャネルよりも20余年近く年下です。

 

ついでに言うと、

ディズニーを生み出したウォルト・ディズニー

1901年生まれなので、

ディオールと同世代ということになります。

 

こういう世代間繋がりって結構楽しいですよね。( *´艸`)

 

ジャン・パトゥは1936年に55歳の若さで亡くなるまで、

現代にも受け継がれるメゾン『JEAN PATOU』を立ち上げたり、

香水の女王と評価される名香『JOY』を誕生させました。

 

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彼が生きた時代は、第一次世界大戦や世界恐慌もあって、それはそれはとても激動の人生だったと思います。

 

数年前、『シャネルが創業100周年になった』

というのがニュースになっていましたが、

現代のリーマン・ショックも含め、

いくつかのとても大きな危機がありながらも、

それを乗り越えて今だにメゾンを継続させているというのは、

並大抵のことではないはずです。

 

それはパトゥ然り、ディオール然り、ディズニー然り。

 

この事実だけでも、伝統ブランドに深い歴史を感じるんです。

 

その時代その時代の流行を柔軟に取り入れながら、歴史を継続していく。

そういった点を意識しながら服やショーを見ると、私はより心をつかまれてしまいます。

 

ジャン・パトゥがデザインした服

2018年にジャン・パトゥのクリエイティブ・ディレクターに

就任したギョーム・アンリの話によると、

ブランドは『再生』どころか、アトリエ自体もなかったとのこと。

 

なので、過去の洋服のアーカイブも揃っていなかったそうです。

 

これ、なかなか衝撃的な話です。。。

LVMHファッショングループは、よくそれを再生させようと思ったな…って感じです。

 

それでアンリさんは、

創業者のジャンが手がけた服を探して、

美術館のキュレーターや個人コレクターの元を回って、

過去の作品を見せてもらったようです。

 

アーカイブがないんじゃメゾンの色や想いを知ることができないから、それでは『再生』させることもままならない。

 

だからアンリさんは過去を掘り起こしてパズルのピースを探し、

それを使って新しいパズル(メゾン)を完成させる作業をしている最中ということですね。

 

※このあたりのことを書いた記事はこちら。

▶︎▶︎WWD/ギョーム・アンリとCEOが語る「パトゥ」再生計画

 

じゃあ、創業者ジャンが手がけた洋服とはどんなものだったのか?

 

インスタで検索してみると、いくつか投稿されていました。

本物かどうかは定かではないですが、JEAN PATOUと思われる投稿を掲載しますね。

 

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#JEAN PATOUと記載があるので、おそらくジャンの作品なのかなと思います。

ビックリするくらい美しいドレスで衝撃を受けました。

 

普通に欲しいです。。。

 

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本当、溜息が出るくらいすばらしい洋服ですね。。。

洋服が芸術品であることを教えてくれます。

 

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モノクロでも分かる柄の美しさ。

実際はどんな色だったんだろう。。。

 

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という感じで、ジャン・パトゥがデザインしたと思われる洋服の写真でした。

 

この時代特有のエレガントさがふんだんに出ていて、

もちろんクラシックなんだけど、

でも今見ると逆に新鮮です。

 

もしこういうファッションをしている女性をいま外で見かけたら、私は間違いなくその美しさに目を奪われることでしょう。

 

この当時の服を、いつか直に見てみたいなと思いますね。

美しいんだろうなぁ〜。

 

現在、このブランドの再生を測るべく

新クリエイティブ・ディレクターに就任したギョーム・アンリは、

新生『PATOU』で、

当時のこの味わいをどう調理して打ち出してくるか、

ものすごく楽しみなところです。^^

 

ジャン・パトゥの名作香水『JOY』

ジャン・パトゥには、香水の女王と呼ばれる名香があります。

 

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お恥ずかしい話ですが、

『JOY』という香水名を聞いて私が真っ先に頭に浮かんだのは、

ディオールの香水『JOY』のほうでした。。。

同じ名前だったんですね。。

 

ジャン・パトゥの名作で、

『香水の女王』と呼ばれるこの香水のことを私は全く知らなくて、

今回調べてみて初めて知りました。

 

あのシャネルの香水『No.5』に継いで、

世界で2番目のベストセラー香水なんですってね。

 

この香水を作るのに、

約10600個のジャスミンの花と、

336個のローズ・ドゥ・メを使用したそうです。

うーん、どんな香りなのか気になります。

 

この『JOY』の香りについて書いているブログをいくつか見てみると、こんなことが書いてありました。

 

これはまさにそういう意味で、紛れもなくリアルで芸術的な香りです。

私にとって、この香水のもつ暖かな気配と繊細なグリーン感は、まるでポカポカの陽だまりの中でまどろんでいるような、幸福な気分を思い起こさせます。

 

「香りの格」とでもいいましょうか、バラの香りが全く違うことに否が応でも気付かされます

 

他にも色々感想はありましたが、

でもどの口コミでも総じて言っているのが、

この『JOY』が本物の香りであるということ。

 

本物の大人の香りであり、芸術的であり、高貴な香りである。

 

というようなことを皆さん言っています。

 

あともう1つ多かった意見が、祖母の香りであるということ。

 

これはなんとなく分かりますね。

化粧台の前の匂いというか、

どこで嗅いだのかは覚えてないけれど(私の祖母は香水はつけなかったし)、

でも嗅いだらなんとなくイメージが浮かんでくる、

あの香りなのかなと思います。

 

でも、だからと言って決して古臭い匂いではなくて、

それこそ本物の香りの証拠だと納得させるだけの感覚が

この香水には含まれているようです。

 

ますます香りが気になってきましたね。笑

 

ちなみにPATOUに就任したギョーム・アンリは、

この代表作『JOY』を知らない若い世代に、

このブランドを全く新しいブランドとして紹介したい、

と言っています。

▶︎▶︎WWD『ギョーム・アンリとCEOが語る「パトゥ」再生計画』

 

ブランドも刷新されたので、もしかしたら『JOY』の香りやボトルデザインも少し新しくなるのかもしれませんね。

 

このギョーム・アンリは、

本当に繊細で彫刻のように美しい服を作る人なので、

今からその采配を私はとても楽しみにしています。^^

 

ちなみにJEAN PATOUには『JOY』の他にもいくつかの香水があり、それもやはり人気のようですよ。

 

■1000(ミル)

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1000(ミル)という名前には、

「この香りを纏うと、千夜一夜物語のごとく様々な物語が生まれる」

という意味合いがあるそうです。

@cosmeでも評価が非常に高い、やはり名香のようです。

 

■Sublime(スブリーム)

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こちらもやはり評価が高く、大人の香りのようです。

どの香りもすごく気になってきますね。。。

 

余談ですが、香水の瓶って本当に可愛いし美しいですよね。

 

人工的な美しいものランキングのトップ10には

必ず入るんじゃないかって思うくらい、

私は香水の瓶には魅了されてしまいます。

 

並べておくだけでステキだし。(*^^*)

 

そのうち全部購入して試してみようかな。^^

 

ギョーム・アンリによる新生PATOU

ここまでの記事の中でも少し触れてきましたが、

この歴史あるブランドに、

ギョーム・アンリというすばらしい才能の持ち主が

クリエイティブ・ディレクターに就任しました。

 

■Guillaume Henry(ギョーム・アンリ)

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私はジャン・パトゥの歴史を知って、

このブランドにギョーム・アンリは正に適任だと思いました。

 

ギョーム・アンリはこれまで、

『CARVEN(カルヴェン)』のアーティスティック・デザイナーとして

もはや伝説とも言えるくらいの美しい功績を残し、

 

その後『NINA RICCI(ニナ・リッチ)』に就任し、

そこでも大変美しいデザインで多くのファンを魅了してきました。

 

例えば、NINA RICCIの2017年のこのコレクション。

 

なんだろう。

クラシックなんだけど、モダンで、

無駄がないんだけど、堅苦しくなくて。

 

なんていうか、

大聖堂の柱や彫刻のように、

冷たさもあるんだけど温かさもあるような、

とても美しいコレクションになってました。

 

うまく表現する言葉が出てこないんですが、

これから作曲を始めるという時のまだ筆入れしてない五線譜のような、

静かな美しさがここにはあるんですよね。

 

この人の美の感覚、私はとても好きです。

私の心の琴線に触れるんです。

 

そしたら、このギョーム・アンリはジャン・パトゥを再生するということで、

クラシックとモダンを絶妙な感覚で融合できる人ですから、

この就任は本当に適任だと思います。

 

就任後、ブランド名も『PATOU』と改名されました。

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彼の能力はすでにホームページやインスタに発揮されています。

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ああ……。

この2本の動画だけでも、ものすごいセンスだと思います。

 

この絶妙な感覚、受け取ってもらえるかなぁ。。

言葉じゃすごく言い表しにくい感覚なんですけど、とにかくすごいセンスです。

 

大聖堂の彫刻のような静けさと美しさを、

私はここからすごい感じるんですよね。

これはつい唸っちゃうくらい素晴らしいと思いました。

 

さすがギョーム・アンリだとすごく感じました。

 

ホームページもこんな感じでとても美しい作りになっているので、ぜひ見てみてください。^^

▶︎▶︎PATOU公式サイト

 

そんなギョーム・アンリ率いる新生PATOUは、

今月2019年9月に、

初のウィメンズプレタポルテ・コレクションを発表します!\( ˆoˆ )/\( ˆoˆ )/\( ˆoˆ )/

 

これはワクワクすぎて心臓が飛び出てきそうなくらい楽しみなイベントです!!

 

伝統的なこのブランドを、

ギョーム・アンリという静謐な美の持ち主がどう表現するのか、

今からとてもとても気になってしまいます。

(だってインスタだけでももう十分素晴らしいし)

 

たぶん業界の中でも、今回のファッションウィーク注目株の1つだと思いますよ。

 

見たらまたこのブログで感想を書きたいと思います!\( ˆoˆ )/

 

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これアンリがデザインした新生PATOUの1ルックのようです。

たまらない。(*^o^*)

 

実店舗はまだ構えていないようですが、

先ほどのWWDの記事によると、

おそらくパリに店舗を構える予定とのこと。

それと通販。

 

ぜひ日本にもいつか旗艦店を出してもらいたいですね!^^

 

最後に

というわけで今回は、JEAN PATOUならびに新生PATOUのことについて知るためのガイドを書いてきました。

 

私自身、こうやって書いていて

色んなことを知れるので本当に楽しいですし、

次から次へと新しい美が生み出されていくファッションは、

だからやめらないよね〜と興奮してきてしまいます。(*^^*)

 

これからのPATOUの活躍が本当に楽しみですね!

名作の香水の数々も欲しいなぁ〜。(*⁰▿⁰*)

 

それでは、ここまで読んでいただき、ありがとうございました。^^

 

▶︎▶︎ギョーム・アンリについてもっと知るにはこちらの記事!凄い才能の持ち主なんです。

 

<追記>

PATOUの香水を知るのに、こちらの記事もおもしろいですよ。

▶︎▶︎装苑 Paris et moi #7 ジャン・パトゥ ブティックとアトリエへ。パリで名香に触れる

 

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